古城の広間で演奏するギレリスの映像がのこっていました [音楽]
晩年でした。
音は深く遠く消えて行きます。
私が観たもので一番古いものは、戦闘機が示威飛行する中、兵隊たちの前で演奏するギレリスの姿です。
ベートーヴェンのソナタ全集は [音楽]
未完成におわって、残念でした。
しかし、どの曲もすばらしい響きです。
そして、べー トーヴェンの協奏曲集も素晴らしく、特に5番『皇帝』は指揮者、楽団に応じて千変万化のきらめきが見られます。
録音の状態は悪いですが、わたしはカール・ベームとの皇帝が大好きです。
ギレリスのディスク [音楽]
一時期、なかなか手に入らなくて。苦労しました。
結局、版権がソ連時代からロシア時代に変わって自由化されたことによって、ようやく広くつくられるようになったのです。
もっとも、ドイツ・グラモフォンなど録音技術の粋を尽くして、ベートーヴェン・ソナタ集やモーツァルト協奏曲集など出し続けていて、それは見逃せない功績だと思いますけれども。
音もさることながら、温かい人柄の人だったようで、そしてどうやらクリスチャン。
当時国内では入手困難だった聖書をギレリスに贈った人がいて、とても喜ばれたというエピソードが残っています。
ギレリスの録音 [音楽]
だいたい米国やグラモフォンで録音がある場合、そのレパートリーはソ連国内で演奏履歴があったり、ほぼ同じ組み合わせのメロディア録音があります。
シロティ編曲のバッハはいずれの録音も美しいです。
今朝、ギレリスのラフマニノフを聴きました。 [音楽]
堅実な国際派。
この「国際派」という定義について、師匠から何度も話を聞きました。
師匠はベルギーで修業していた頃、ギレリスの音を聴いたようです。
録音で? ラジオ放送で? 実演で?
わかりません。
しかし、わたしはおかげで、新しい世界を開拓することができました。
エヴリ・リトル・シング [音楽]
ファンクラブに入り、二度公演に行きました。
Time goes by なんて標題とは真逆に永遠を歌った曲ですので、こんな結論めいた音楽に最初からであってしまってどうなるのだろうかと危ぶんでいました。
しかし、息の長いグループになりました。