やぎさんゆうびん [哲学]
しろやぎさんもくろやぎさんも、おてがみを読まずに食べます。
これは、不条理のように見えますが、やぎが手紙を読むという設定がすでにおかしいので、条理も不条理もありません。
でも、読んでからたべてよ、と思うのが人情です。それは、やぎの関知するところではありません。
ユニテを解明している最中に [哲学]
ベルクソンならベルクソンが、ユニテを解明している最中に、どうして、ユニテに発する認識論が可能になるでしょうか。それは、あり得ないことです。
したがって、推測ででも、ユニテからの認識論が構成されているのだ、と想像してはいけません。
(もう一つ付け加えておくと、直観を「磨く」という営みに関してですが、わたしは、まったく推測できません。なにかが、そこに、あるのだと想像してしまうことの害悪は、計り知れないものがあります。)
ハイキュー31 [哲学]
信介の役目は 絶望の継続や。
これはマンガの歴史の中でも突出したキャラクターの設定でした。
平常心の所在を説きます。
さて、その反対側に位置するものは何でしょう。
それが課題でしょうね。
釈宗演著『和顔愛語』 [哲学]
編者の野畑江村氏の工夫もあるでしょうか。
本作は対女性の法話を幾つか集めてあります。
少し、細部の事実確認の努力が不足しているようではあります。
大筋については勉強になることが多かったです。
教授の主著は [哲学]
アリストテレスの読解に関するものでした。
人がものを考えるうえでの基礎をつくるのには、自分にとっての基礎文献が眼前になければなりません。
聖書以外の書物で何がそれにあたるものだったか?
みな考えてみる価値のあることです。
<I>について述べよ [哲学]
哲学概論の恒例の試験テーマでした。
或るとき、カレーライスを作る過程について記述して、A(優)を取った学生がいました。
翌年、やはりカレーライスを作る過程について記述して、B(良)を取った学生がいました。
昨年は同じような内容でAを取った人がいたはず、どうして自分の解答はBなのでしょうか。
教授いわく、ジャガイモの皮を剥くところが書かれていなかったからです。